2010年夏蒔き人参自然栽培

昨年11月から収穫販売させて頂いた人参も、終了いたしました。 御買い上げ頂いたお客様、本当に有難うございました。 それぞれの畑の記事の更新が、今年に入ってからはあまり出来てなくて申し訳ありませんでした。

※2022年現在、スマホ対応の為、懐かしく振り返りながらページのリニューアルをしています。

この度は4ヵ所の畑に早いところで8月2日播き、遅いところで9月1日と4回に分けて播種しました。 二条播きで畝幅は80cm、80cmにしたのは土寄せ後に畝間に1輪車で雑草堆肥、籾殻、米糠などの有機物を落として行く為です。 落とした有機物は人参の葉で覆われ直射日光をさえぎられた環境で小動物や微生物を養いながら、収穫が終わる頃には相当に腐熟が進んでいると想定しています。、 栽培しながら次作の準備、切れ目のない循環。自然の山野はそうなっていると思えます。

遊休1

8月31日

8月31日

この畑は元々田圃だったところを客土して畑にしたそうで、畑にしてからすでに10年以上、遊休農地となっていたいました。 元々田圃であった為か、水分は多く発芽はすこぶる順調です。雑草の種も沢山落ちているのでしょう、雑草の発芽も旺盛です。

9月11日

9月11日

緑色に見える所に雑草と人参が入り乱れて生えています。一本一本草を抜いて右の画像の様に人参だけを残して行きます。草の生えてない畝間はカカジリによる除草を数日前にやってます。ここまでに約28時間除草に要しました。草取りが終わったところは遠目には何も生えていないように見えます。 緑に見えたのはほとんど雑草だったということになります。

9月25日

9月25日

一通りの草取りが終了しまた。草取りを始めた頃には存在感の薄かった人参が遠めに見ても良くわかる様になりました。 畝を横から見た画像の遠くの方に棒が立っていますが、この目印棒より左側に、作付け前の海水希薄液の散布を2回やってます。 ※2022年現在、海水の利用はしていません。遠くの海まで汲みに行っていたんですよ。

10月14日

随分と大きくなりました。畝間を耕うん培土して雑草半熟堆肥を落とした後、米糠を散布しました。米糠は画像の様に薄っすらと敷き草の上が白くなる程度のわずかの量です。肥料としてではなく、敷き草を餌に好気性微生物が活動し易くする為の起爆剤のような物です。米糠も有機肥料として沢山使用すると土のバランスが崩れます。人参畑に入る有機物は画像の半熟敷き草が全てです。1輪車で運び入れる敷き草はこれが限界だし、これ以上必要有りません。これから人参の葉が畝間を覆って、播いた有機物を餌に、小さな命の営みが盛んになって行きます。 命の営みにより、さらに新たな命が生まれ、今の人参の成長を助けるばかりでなく、むしろ次の、更に次へとつながって行くと考えています。 ※2022年。良くやっていました、大変でした。栽培しながらの有機物補給は本当に大変でした。今は畑を贅沢に使って 燕麦との輪作で有機物補給となりました。

12月9日

12月9日

葉色が退色してきた人参も有り、心配していたが収穫すると綺麗なにんじんが出てきました。 10kg収穫でマタとか割れは4本でした。何より腐れが全く無かったのが良かったです。 10年以上、草畑で休んでいたのが良かったのかもしれません。雑草が土を綺麗にしてくれたのでしょう。 後は私が栽培して行く過程で肥沃度を上げて行けばどんどん出きる様になると思います。

宅前

10月19日

7月31日に種まきした自宅前の人参の10月9日の様子です。 約50時間の草取りを終えて、9月22日に土寄せ培土後に雑草堆肥と米糠混じりの籾殻を畝間に落とし海水薄め液を全面に散布しました。有用微生物(死物寄生菌)は、ミネラルが大好きです。潮風の吹くところで、良い野菜が取れるのも、その為だといわれます。 一部試験的に試しています。

11月16日

この畑、こんな人参が取れています。 これで約10kg この後、箱詰めして発送しました。 ジュースにして飲まれる方の 体は、きっと喜んでいることでしょう。2010年12月中に収穫を終了しました。 皆様お買い上げ有難う御座いました。玉利畑と遊休1畑にバトンタッチです。

玉利

10月18日

前作も人参だった小さな畑に、8月2日播種しました。 まずまず順調な発芽です。

11月11日

人参も大きくなりましたが、雑草もかなり生えて来ました。 畝間は走行カカジリで除草しています。 人参は、発芽不用による欠株も有りますが、この畑は林に囲まれてこれから日照時間が特に短くなるので、このまま育てることにしました。

1月12日

新年に入ってから、玉利畑の人参を収穫しています。 画像下の辺りの人参が白っぽく見えますが光の関係です。 宅前畑は収穫を終わり玉利前畑もほぼ終わり、新年に入ってからは、この玉利畑と遊休1畑の人参を収穫しています。

玉利前

8月10日

前作も人参だった小さな畑に、8月2日播種しました。 まずまず順調な発芽です。

9月15日

人参も大きくなりましたが、雑草もかなり生えて来ました。 畝間は走行カカジリで除草しています。 人参は、発芽不用による欠株も有りますが、この畑は林に囲まれてこれから日照時間が特に短くなるので、このまま育てることにしました。

9月22日

延べ5時間の草取りと間引きを終え、土寄せ後に草堆肥を畝間に落とし 米糠を散布とミネラル補給に海水薄め液を120リットル全面散布しました。 ここまでくれば、後は人参達の生きる力に期待するだけです。

10月9日

畝間も人参の葉で覆われ見えなくなってきました。 畝間に入れた半熟草堆肥は、葉に覆われた湿り気の覆い溝の環境で、多様な微生物や小動物を養いながら土作りになって行く。 有用菌達はミネラルが大好きなようで、散布した海水ミネラルも有効に働くと考えています。

11月2日

欠株により株間が空いたところが多かった為か、思ったよりも早く大きくなってきました。色も肌も上々です。 この畑から先ずは出品しようと思います。宅前畑も出せる状態になってきましたので、いよいよ販売です。

2010年12月中に収穫をほぼ終了しました。 自宅直近くなので少し足らなかった場合に取りに行くくらい少し残しました。 こちらも玉利畑と遊休1畑にバトンタッチとなります。 皆さんお買い上げ有難う御座いました。

宅前2

3月31日

ナズナも元気に育っています。 緑の濃いのが人参です。

この畑は何度も種まきしましたが、雨が降らなくて発芽不良となったりで3回の種まきとなりました。 最後の種まきは、駄目元で9月末に行いました。ほとんど諦めてページにも載せてなかった人参が 春の訪れに目覚めたように、若葉を展開しています。

これぐらいには育っていましたが、とうだちも始まりそうで販売には至りそうに有りません。