人参保存テスト

まずまとめ

注意

ここに紹介しています保存テストは冬期の常温での保存の例です。梅の蕾も綻びる春以降は冷蔵庫での保存が必要です。
小分けして新聞紙に包みレジ袋に入れ冷蔵庫で保存してください。現在プレ洗いしておりますので、鮮度保存袋(穴の開いた袋)でも汚れることは無く冷蔵庫に入れることが出来ます。袋も何度も使えます。


画像は実際に発送している荷造りの状態で行っております。
箱を閉じたままにしておきますと、水分過剰になる恐れも有りますので、時々箱を空けて
人参の様子を見られたほうが良いと思います。
また直射日光の当たらない、できるだけ涼しい場所に置いてください。
プレ洗い人参
プレ洗い人参を発送の箱に入った状態と鮮度保存袋で涼しい場所で保存しました。

9日後、寒い時期でも有り見た目も変化は無く、ジュースにして飲んで見ましたがどちらも新鮮な
そのものでした。

24日後、どちらも少し芽が出てきました。箱の方は人参の量に対して容積が大きかったせいか
少し乾き加減でした。ジュースにして飲むと甘みは十分なのですが
緑を感じる風味は落ちてきてます。


(以前の土付きのテスト画像)
2012年11月25日収穫

箱に詰めてお届けした状態で保存テストしました。
我が家の場合、涼しい玄関先に置いています。
下の画像は分かりやすくするために洗いました。プレ洗いの場合、シンクも汚さず簡単に綺麗になります。

収穫梱包から1週間。↓

12月2日梱包してから1週間後に開けてみました。
シュースにして飲んで見ましたが取立てとまったく同じでフレッシュで美味しいです。

収穫梱包から2週間。↓


収穫箱詰めから2週間、人参から新芽が出てきました。
萎びれも全く無く、新芽が出ている以外に変化は有りません。
軍手をして新芽を擦り落として必要な分を取り出し元に戻しました。
収穫箱詰めから2週間。
鮮度を保っているどころか甘みを増して濃厚になっています。
熟してきた様で、さらに美味しくなった様です。
糖度計の濃淡がはっきりと現れ、糖度8あたりを示していました。

収穫から3週間。↓

洗った時の表面の艶が少し落ちてきたように感じます。下のジューサーに入れる前の切った状態は
瑞々しさを感じます。前回、新芽を落としてから1週間ではあまり芽は伸びていないようで、芽を取る
作業はしませんでした。
ジュースにして飲んだところ、甘みは前回と変わりませんがフレッシュな人参の香りと言いますか、
独特な目の覚めるような風味がしなくなっているようです。只、甘いという感じです。
ジュースとして不味くは有りません。糖度は計って見ると前回と同じでした。

収穫から4週間。↓

2週間前に新芽を取りましたが、また伸びてきました。
洗った肌の艶は新鮮な時との違いがはっきりとしてきました。触って萎びた感じは有りません。
切ってみると瑞々しさはまだ有ります。シュースで飲んでみましたが、いつも新鮮なのを飲んでいる口には
ちょっと・・・。甘みは有るけどフレッシュさが無いです。糖度計も前回までは8を示しましたが
7に落ちていました。

総括

収穫から2週間くらいまでがフレッシュさを保ちながら甘みを増して、美味しく召し上がって頂けるようです。
緑の中の赤い妖精に出会えるのは2週間だと思います。

ついでに収穫から70日
実験を終了して、そのまま箱を閉じて実は忘れてました。久しぶりに開けてみました。
新芽が伸びたり、根が伸びたりしていますが、カビや萎びは無いようです。
切ってみましたら、芯の部分が若干張りが無くなっているようです。新芽が何度か発生して芯の部分の養分を消耗したと
思われます。冷蔵庫に保存していれば、もっといい状態を保ったと思われます。
まだ加熱調理には十分利用できるでしょう。