2008年 自然薯栽の培風景

自然薯の栽培容器を伏せ込む為の溝を掘ったところです。
深さ50cmから60cm掘り、埋め戻して40cmの溝にします。
深く掘ることで、水はけを良くするのと、ミネラルを表層部に移動します。これは結構な労働になっています。
シートで作成した栽培容器を伏せ込んでいるところです。
写真に見える茶色のトイにシートを載せ深いところから掘り出した土を入れた後トイを引き抜きます。
栽培容器を伏せ込んだ後、自家製の草木灰をふっています。使用している草木灰は炭混じりの物で、ミネラル補給と病害虫防除、土壌改良を目的にしています。
材料は竹、笹、杉の小枝、籾殻等です。
本日、植える自然薯を掘り出しました。新鮮な物を植えるため、出来るだけその日の内に植えれるだけ掘っています。左でに持っている自然薯で約1kgです。種芋にして100個分掘りました。
掘り出した自然薯を水圧で洗い、土を落とした状態です。
無農薬で栽培する種芋は、切り口に殺菌剤ではなく消石灰を水にといて塗り付けています。
容器からはみ出さない様に、目印の棒に合わせて丁寧に並べて行きます。
並べた種芋の上に、根きり虫(芽が出てきた頃に地際から切り倒すイモムシ)防除の為、自家製の草木灰をふっています。
管理機で土を柔らかくした後、土寄せをして大きな畝を作ります。

4月25日
4月25日
畝の間に半熟の雑草を一輪車で落としています
これを管理機で土と混ぜて自然薯の畝に
とんぼで寄せてやります
5月末ふと気が付くと、つるが既に30cmも伸びていたので慌ててくえを立てました。5本おきに太い竹を使用しています。先端をハウスバンドでつないでいます。

7月7日
7月7日
自然薯の根は地表から3センチくらいのところに
広がっています。
いためない様に慎重に草を取っています。
草取りが済んだところから敷き草をして行きます
梅雨明け後の強い陽射しから根っこを守ってやります。

8月27日
8月27日
今年から実験的に里芋を混植しました
里芋の大きな葉が畝の乾燥を防ぎ
土作りにもなると考えています。

8月27日
8月27日
早生種の自然薯には早くもムカゴがついています

10月7日
10月7日
早生種のムカゴを収穫しました
ムカゴご飯に最適です
懐かしさを感じる風味がたまりません

11月15日
霜が降りるようになってすっかり葉も枯れ上がってきました。
今年はツルも太い物が多く芋の成長も期待できそうな感じです。この時期になっても混作の里芋も連作にのかかわらず真中の葉が立っておりこちらの方も予想外の成果に自然栽培のヒントをまた一つつかんだ様に思います。

11月21日
ツルをかたずけて後は収穫が楽しみです。
今年は容器無いの土を焼き土にしたり草木灰を試したり何種類かやり方を試してもいて、そちらの結果も楽しみです。

11月30日
今年はツルも太く最後まで青々と良く茂っていたので
ためし掘りをしましたが、期待通りの
上々の出来でした

11月30日
6本掘り出して3本は上ものでした
線虫の害もなくきれいなものです
このスノコ上で傷つけない様に水洗いします。

11月30日
私は身長185センチで自然薯が小さく見えますが
これ一本で1kgあります。右の様に、発送の都合でもったいないけど切り芋にすることもあります。